1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 進行NSCLCのICI、2年で中止しても生存率に有意差なし

進行NSCLCのICI、2年で中止しても生存率に有意差なし

2023年7月18日  JAMA Oncology

進行非小細胞肺がん(NSCLC)と診断され免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による免疫治療を受けた成人患者1091例を対象に、治療期間と全生存率の関連を後ろ向き人口ベースコホート研究で検討。2年(700-760日)で治療を中止した患者(固定期間群)と2年超(760日超)治療を継続した患者(無期限群)の生存率を比較した。 その結果、760日以降の2年全生存率は、固定期間群79%(95%CI 66-87)、無期限群81%(同77-85)だった。患者因子およびがん特有の因子で調整したCox回帰分析で、全生存率に有意な群間差は認められなかった(単変量:ハザード比1.26、95%CI 0.77-2.08、P=0.36、多変量:同1.33、0.78-2.25、P=0.29)。...