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小児肥満、家族を対象とする介入で親と同胞にも効果

2023年7月22日  Journal of the American Medical Association

米国で、小児プライマリケアで実施される過体重または肥満に対する家族を対象とする治療が児とその親・同胞に及ぼす影響を無作為化試験で検討。6-12歳の過体重または肥満の児452人とその両親(小児の平均年齢9.8歳、女児53%)、同胞106例を組み入れ、児と親の組を家族対象治療群(家族内で健康的な食事、身体活動、子育て行動を身に付けるための行動技法を使用)と通常治療群に割り付けた。主要評価項目は、児が年齢と性別で正規化した米国一般集団のBMI中央値を上回る割合(%)の試験開始前から24カ月時点までの変化とした。 24カ月時点で、家族対象治療群の児は、通常治療群の児よりも体重の転帰が良好で、BMI中央値を上回る割合の変化の差は-6.21%(95%CI -10.14--2.29%)だった。縦断的成長モデルでは、家族対象治療を受けた児、親、同胞はすべて通常治療よりも転帰が良好だった。BMI中央値を上回る割合の0-24カ月の変化を家族対象治療と通常治療で比較すると、児は0.00%と6.48%、親は-1.05%と2.92%、同胞は0.03%と5.35%だった。...