安定胸痛に対する負荷心臓MRI(CMR)の診断精度および予後的価値を診断研究33件と予後研究31件(計64件、対象計7万4470例)の系統的レビューとメタ解析で検討。平均追跡期間は3.5年(38万1357人年)だった。 その結果、機能的閉塞性冠動脈疾患の検出で、負荷CMRの診断オッズ比(DOR)は26.4(95%CI 10.6-65.9)、感度は81%(同 68-89)、特異度は86%(同 75-93)、受信者動作特性曲線下面積は0.84(同 0.77-0.89)だった。サブグループ解析で、負荷CMRは冠動脈疾患疑い(DOR 53.4、95%CI 27.7-103.0)または3-TMRI使用(同 33.2、19.9-55.4)の場合に診断精度が高かった。ストレス誘発性虚血およびガドリニウム遅延造影が、全死因死亡[オッズ比1.97(95%CI 1.69-2.31)および同2.22(1.99-2.47)]、心血管死[同6.40(4.48-9.14)および6.03(2.76-13.13)]、主要心血管イベント[同5.33(4.04-7.04)および5.42(3.42-8.60)]のリスク上昇...
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