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不安とうつ、ネット配信認知行動療法を評価

2023年7月24日  JAMA Psychiatry

ベースラインに不安やうつを有する大学生1319例を対象とした無作為化試験の2次解析を実施し、ガイド付きのインターネット認知行動療法(i-CBT)とセルフガイドi-CBTの個別化された最適な治療ルールを機械学習法で開発。主要評価項目を3カ月後の不安およびうつの寛解とした。 その結果1210例の解析で、ガイド付きi-CBT群の不安とうつ病の平均複合寛解率(51.8%)は、セルフガイドi-CBT群(37.8%、P=0.003)または通常治療群(2.7%、P=0.001)よりも有意に高かった。不安を有する全例では、ガイド付きi-CBT群の不安寛解率(62.7%)に対して他の2群(セルフガイドi-CBT群50.2%、P=0.14、通常治療群53.0%、P=0.25)だった。うつを有する例の71.5%では、ガイド付きi-CBT群のうつ寛解率(61.5%)に対して他の2群(セルフガイドi-CBT群44.3%、P=0.001、通常治療群41.8%、P<0.001)、残る28.5%ではセルフガイドi-CBT群(54.4%)、ガイド付きi-CBT群(39.8%、P=0.07)だった。...