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リンパ節陽性乳がん、TADはALND+TADと生存転帰同等

2023年7月25日  JAMA Surgery

リンパ節陽性乳がん患者199例を対象に、術前薬物療法(NST)施行後の標的腋窩郭清(TAD)単独または腋窩リンパ節郭清(ALND)を伴うTAD後の3年転帰を評価した。 その結果、未調整の無浸潤疾患生存率は、ALND+TAD群で82.4%(95%CI 71.5-89.4)、TAD単独群で91.2%(同84.2-95.1)だった(P=0.04)。腋窩再発率は、それぞれ1.4%(同0-54.8)および1.8%(同0-36.4)だった(P=0.56)。調整後の多変量コックス回帰分析で、TAD単独群は再発(ハザード比0.83、95%CI 0.34-2.05、P=0.69) および死亡 (同1.07、0.31-3.70、P=0.91)リスクの増加と関連しないことが示された。NST施行後の臨床的リンパ節転移陰性乳がん患者152例でも、同様の結果が得られた(無浸潤生存期間:ハザード比1.26、95%CI 0.27-5.87、P=0.77、全生存期間:同0.81、0.15-3.83、P=0.74)。...