従来の酸素療法より持続気道陽圧の抜管失敗率低い

侵襲的人工呼吸器を24時間以上受けている重症小児の抜管失敗（EF）に対する非侵襲的呼吸補助（NRS）の相対的効果を、無作為化試験9件（参加者計1421例）の系統的レビューおよびネットワークメタ解析で検討。主要転帰をEF（48-72時間以内の再挿管）とし、高流量鼻カニュラ（HFNC）、持続陽圧呼吸（CPAP）療法、および二相式気道陽圧（BiPAP）を従来の酸素療法（COT）と比較した。 その結果、EFの減少には、COTよりCPAP（オッズ比0.43、95％CI 0.17-1.0）およびHFNC（同0.64、0.24-1.0）が有効だった。治療失敗（TF：再挿管かつNRSの増強または別の種類のNRSに変更）の減少にも、COTよりCPAP（同0.27、0.11-0.57）、HFNC（同0.34、0.16-0.65）が有効だった。CPAPはEFおよびTFを防ぐ最良の介入である可能性が高かった［surface under the cumulative rank curve（SUCRA）：EF 0.83、TF 0.91］。BiPAPは非有意だったが、EFとTFを防ぐ上でCOTより優れている傾向が見...