経皮NTG連続使用、更年期ホットフラッシュを改善するか

1日7回以上ホットフラッシュが起こる周閉経期または閉経後女性141例を対象に、経皮ニトログリセリン（NTG）の毎日使用による更年期ホットフラッシュ抑制効果を、無作為化二重盲検比較試験で検討。NTG群65例、プラセボ群69例が12週間の追跡調査を完了した（P＝0.27）。 その結果、5週時のプラセボ群と比較したNTG群の全ホットフラッシュ頻度の推定変化量は－0.9回/日（95％CI －2.1-0.3、P＝0.10）、中等度-重度ホットフラッシュでは－1.1回/日（同－2.2-0、P＝0.05）だった。12週時ではNTG群の全ホットフラッシュ頻度（－0.1回/日、95％CI －1.2-0.4）および中等度-重度ホットフラッシュ頻度（－0.5回/日、同－1.6-0.7）に有意な低下は見られなかった。5週時と12週時のデータの複合解析では、プラセボ群と比較したNTG群の全ホットフラッシュ頻度（－0.5回/日、同－1.6-0.6、P＝0.25）および中等度-重度ホットフラッシュ頻度（－0.8回/日、同－1.9-0.2、P＝0.12）の変化に有意差はなかった。...