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50歳未満のRRSOで骨量減、BRCA1/2病的バリアント保持者

2023年7月27日  専門誌ピックアップ

BRCA1/2に病的バリアントがある34-50歳の女性91例を対象に、リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)の骨密度(BMD)への影響を前向きコホート研究で検討(PROSper試験)。卵巣温存(非RRSO)またはRRSO予定患者を3年間追跡し、二重エネルギーX線吸収法(DXA)を用いて脊椎と股関節のBMDを測定した。 その結果、RRSO群のBMDは、12カ月時[推定変化率:脊椎全体-3.78%(95%CI -6.13--1.43)、股関節全体-2.96%(同-4.79--1.14)]および36カ月後[同:-5.71%(-8.64--2.77)、-5.19%(-7.50--2.87%)]に有意な減少が見られたが、非RRSO群では有意な減少は見られなかった。ベースラインからのBMD平均変化率の群間差は、脊椎で12カ月時(差-4.49%、95%CI -7.67--1.31)および36カ月時(同-7.06%、-11.01--3.11)、股関節全体で36カ月時(同-5.14%、-8.11--2.16)に統計的有意だった。ホルモン使用は非使用に比べて、RRSO群の脊椎および股関節の骨量減少の有意な抑...