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てんかん発作と抗てんかん薬は骨粗鬆症と独立して関連

2023年7月30日  JAMA Neurology

Clinical Practice Research Datalinkのデータを用いて、てんかん発生および抗てんかん薬[酵素誘導抗てんかん薬(eiASM)または非eiASM]使用に関連する骨粗鬆症発症の危険性を定量化してモデル化した。コックス比例ハザードモデルまたは加速故障時間モデル(accelerated failure time model)で骨粗鬆症の発生を評価した。 その結果、特定した成人809万5441人中6257人が、成人発症てんかんと診断された(女性51%、男性49%、発生率10万人当たり62人、年齢中央値56歳)。骨粗鬆症の危険因子で調整後、てんかん発作は骨粗鬆症発症までの期間の41%短縮に独立して関連していた(時間比0.59、95%CI 0.52-0.67、P<0.001)。eiASM(同0.91、95%CI 0.87-0.95、P<0.001)および非eiASM(同0.77、0.76-0.78、P<0.001)のどちらも、てんかんと独立して有意なリスク上昇に関連しており、骨粗鬆症発症までの時間はそれぞれ9%および23%短縮した。...