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結合組織疾患の大動脈介入、中期転帰良好

2023年7月31日  JAMA Surgery

結合組織疾患患者171例(マルファン症候群142例、ロイス・ディーツ症候群17例、血管型エーラス・ダンロス症候群12例)の大動脈の病変に対するステントグラフト内挿術(Endovascular Aortic Repair)の中期転帰を記述的後ろ向き研究で検討。患者の年齢中央値は49.9歳、62.6%が男性、152例(88.9%)が大動脈解離、19例(11.1%)がdegenerative aneurysmsへの治療を受けた。 その結果、168例(98.2%)が1次手技成功を達成し、30日死亡率は2.9%(5例)だった。1年時と5年時の生存率はマルファン症候群96.2%、80.6%、ロイス・ディーツ症候群93.8%、85.2%および血管型エーラス・ダンロス症候群75.0%、43.8%だった。中央値4.7年の追跡で、91例(53.2%)が2次処置を受け、このうち14例(8.2%)が観血的手術へ移行した。...