全身麻酔下で非心臓手術を受けた成人患者6万1249人(平均年齢55.44±17.08歳、女性53.5%)を対象に、術中のオピオイド投与と術後痛およびオピオイド必要量との関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、薬物動態/薬力学モデルを用いて推定した術中フェンタニルおよび術中ヒドロモルフォンの平均効果部位濃度の増加はともに、麻酔後ケアユニット(PACU)での最大疼痛スコアの低下、オピオイド投与率の低下、およびオピオイド総投与量の減少と関連した。特にフェンタニル投与の増加は、制御不能の疼痛の頻度減少、3カ月時点での新規慢性疼痛の診断の減少、30日、90日、180日時点でのオピオイド処方の減少、副作用の大幅な増加なしでの新規のオピオイド継続使用の減少と関連した。...
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