細菌性角膜炎患者、重症度と居住地などに関連性

細菌性角膜炎（MK）患者2990例（平均年齢48.6歳、女性57.6％）を対象に、社会的危険因子と最高矯正視力（BCVA）の関連を横断研究で検討。BCVA中央値は0.40logMAR（スネレン指標換算20/50）だった。 その結果、BCVAが20/40未満だった患者の割合は53.9％で、20/40未満群の方が20/40以上群に比べ高齢だった（平均差14.7歳、P＜0.001）。20/40未満の割合は女性に比べ男性（差5.2％、P＝0.04）、アジア系に比べ黒人（同25.7％、P＜0.001）および白人（同22.6％、P＜0.001）、ヒスパニック系に比べ非ヒスパニック系（同14.6％、P＝0.04）の方が高かった。年齢、性別、人種/民族で調整後、地理的剥奪指標高値（10ユニット増加当たりオッズ比1.30、95％CI 1.25-1.35、P＜0.001）、人種差別指標高値（Theil H 指数0.1ユニット増加当たりオッズ比1.44、同1.30-1.61、P＜0.001）、車なし世帯割合高値（1％ポイント増加当たりオッズ比1.25、同1.12-1.40、P＝0.001）、1世帯当たり車の...