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重症敗血症へのメロペネム持続投与と間欠投与に差なし

2023年8月7日  Journal of the American Medical Association

欧州4カ国の31の集中治療室(ICU)で、重症敗血症患者607例(平均64歳、女性33%)を対象に、βラクタム系抗菌薬メロペネムの持続投与が間欠投与との比較で臨床転帰を改善するかどうかを二重盲検無作為化比較試験で検討(MERCY試験)。主要評価項目は、28日時点での全死因死亡および汎薬剤耐性菌または超多剤耐性菌の出現の複合とした。 その結果、患者の過半数(61%)が敗血性ショックを有していた。入院から無作為化までの期間の中央値は9日間で、メロペネム投与期間の中央値は11日間だった。主要評価項目は、持続投与群の47%と間欠投与群の49%に生じた(相対リスク0.96、95%CI 0.81-1.13、P=0.60)。てんかん発作やメロペネム関連アレルギー反応の有害事象は記録されなかった。90日時点の死亡率は、持続投与群と間欠投与群のいずれも42%だった。...