週1回インスリンicodec、1日1回インスリンより優れたHbA1c低下効果

インスリン治療歴がなく、HbA1c値が7-11％の2型糖尿病患者564例を対象に、週1回投与のインスリンicodecの有効性および安全性を第IIIa相二重盲検無作為化treat-to-target非劣性試験で検討（ONWARDS 3試験）。1日1回投与のインスリンデグルデクと比較した。主要評価項目はベースラインから26週までのHbA1c変化量とし、非劣性マージンは0.3％ポイントとした。 その結果、ベースラインから26週までに、平均HbA1c値はicodec群が8.6％から7.0％、デグルデク群が8.5％から7.2％まで低下し［治療間差の推定値（ETD）：－0.2％ポイント、95％CI －0.3-－0.1］、非劣性（P＜0.001）と優越性（P＝0.002）が示された。レベル2および3の低血糖複合発生率は、0-31週ではicodec群の方が数値的に高く（0.31 vs. 0.15件/人・年、P＝0.11）、0-26週では統計学的に高かった（0.35 vs. 0.12件/人・年、P＝0.01）。...