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急性の腰痛および頸部痛にオピオイドの有効性

2023年8月19日  Lancet

オーストラリア・シドニーのプライマリケア診療所または救急施設157施設で、12週間以下の中等度以上の腰痛および頸部痛またはそのいずれかが認められる成人患者346例(男性51%)を対象に、オピオイド鎮痛薬の有効性および安全性を無作為化プラセボ対照試験で検討(OPAL試験)。主要評価項目は、簡易疼痛質問票(10点尺度)疼痛重症度サブ尺度で評価した6週時の疼痛重症度とし、310例を解析対象とした。 その結果、6週時の平均疼痛スコアはオピオイド群2.78点、プラセボ群2.25点だった(調整後平均差0.53、95%CI -0.00-1.07、P=0.051)。有害事象報告率はオピオイド群35%、プラセボ群30%だったが(P=0.30)、便秘(7.5% vs. 3.5%)などのオピオイド関連有害事象報告率はオピオイド群の方がプラセボ群に比べ高かった。...