摂食時間の制限は無制限と比較して減量に有効

米国で様々な人種の肥満の成人90例を対象に、時間制限摂食（TRE）が体重制御および心代謝リスク軽減にもたらす効果を無作為化試験で検討。対象者をTRE群（摂食は正午から午後8時までの間のみ、カロリー計算なし）、カロリー制限（CR）群（1日25％のエネルギー制限）、対照群（1日10時間以上の摂食時間）に割り付け、12カ月目までの体重、代謝マーカー、エネルギー摂取量の変化を評価した。 77例が試験を完了した（平均年齢40歳、黒人33％、ヒスパニック46％）。エネルギー摂取量の平均減少は、TRE群が－425kcal/日、CR群が－405kcal/日だった。対照群と比較した12カ月目までの体重減少量は、TRE群が－4.61kg（95％CI －7.37-－1.85kg、P≦0.01；−4.87％、CI －7.61-－2.13％)、CR群が－5.42kg（同－9.13-－1.71kg、P≦0.01；－5.30％、－9.06-－1.54％）だった。TRE群とCR群の間に統計学的有意差は認められなかった（0.81kg、CI －3.07-4.69kg、P＝0.68；0.43％、CI －3.48-4.34％...