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ネット型CBT、没頭のみが抑うつに主効果あり

2023年8月23日  JAMA Psychiatry

うつ病に対するインターネット配信型認知行動療法(CBT)の有効な治療要素を無作為化最適化試験で検討(IMPROVE-2試験)。Patient Health Questionnaire-9(PHQ-9)スコア10点以上の抑うつ症状を有する患者を7つの治療要素の1つ以上を受けるよう無作為化し、治療後6カ月追跡できた506例を解析対象とした。 その結果、インターネット配信型CBTで、全体の平均抑うつ症状の軽減が示された[治療前と比べた治療後のPHQ-9スコア差-7.79(90%CI -8.21--7.37)、6カ月後のスコア差-8.63(同-9.04--8.22)]。ベースラインのスコアを調整し、介入の効果を-1または+1にコード化した共分散モデルによる解析では、治療要素のうち没頭(absorption)のみが、6カ月後に抑うつ症状に有意な主効果を認めた[6カ月後のPHQ-9スコア差-0.54(同-0.97--0.11)]。ほか6つの治療要素[行動の活性化(activity scheduling)、機能分析(functional analysis)、挑戦的思考(thought challen...