インスリン未使用者のicodec、グラルギンU100に非劣性示す

インスリン未治療の2型糖尿病成人患者984例を対象に、1日1回投与のインスリングラルギンU100と比較したインスリンicodec週1回投与の有効性および安全性を第IIIa相無作為化試験で検討（ONWARDS 1試験）。主要評価項目は、52週時の糖化ヘモグロビン値のベースラインからの平均変化量とした。 その結果、52週時の糖化ヘモグロビンの平均変化量はicodec群－1.55％ポイント（8.50％から6.93％）、グラルギンU100群－1.35％ポイント（8.44％から7.12％）、群間差は－0.19％ポイント（95％CI －0.36-－0.03）でicodecのグラルギンU100に対する非劣性（P＜0.001）および優越性（P＝0.02）が示された。確証的副次評価項目の血糖値の範囲70-180mg/dLの時間の割合は、icodec群でグラルギンU100群に比べ有意に高く（71.9％ vs. 66.9％、推定群間差4.27％ポイント、P＜0.001）、優越性が確認された。臨床的意義のあるまたは重度の低血糖の曝露人年当たり発生率は52週でicodec群0.30件、グラルギンU100群0.1...