アジア、欧州、北米の9カ国の外来クリニック50施設で、2型糖尿病のない過体重または肥満の成人患者667例を対象に、セマグルチド50mgの有効性および安全性を無作為化プラセボ対照第III相優越性試験で検討(OASIS 1試験)。患者は生活習慣介入に加え、セマグルチド50mgまたはプラセボの1日1回経口投与を68週間実施した。 その結果、68週時の平均体重変化量はセマグルチド群-15.1%、プラセボ群-2.4%だった(推定群間差-12.7%ポイント、95%CI -14.2--11.3、P<0.0001)。68週時の5%以上の体重減少達成率はセマグルチド群85%、プラセボ群26%(オッズ比12.6、8.5-18.7、P<0.0001)、10%以上ではそれぞれ69%、12%(同14.7、9.6-22.6)、15%以上ではそれぞれ54%、6%(同17.9、10.4-30.7)、20%以上ではそれぞれ34%、3%(同18.5、8.8-38.9)といずれもセマグルチド群の方が高かった。有害事象発生率はセマグルチド群92%、プラセボ群86%、消化器有害事象(主に軽度ないし中等度)ではそれぞれ80%、4...
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