高リスク卵円孔開存症のダイバーは減圧症になりやすい
2023年9月5日
Annals of Internal Medicine
韓国で、経験豊富なスキューバダイバーを対象に、卵円孔開存症(PFO)が減圧症(DCI)に及ぼす影響を前向きコホート研究で検討。年間ダイビング回数が50回を超えるダイバーに経食道心エコー下でバブルテスト実施してPFOの有無を判定し、高リスク群と低リスク群に分け、ダイバーには結果を伝えず自己申告式質問票で追跡した。主要評価項目はPFO関連DCIとした。 68例にPFOが認められた(高リスク37例、低リスク31例)。28.7カ月の平均追跡期間で、PFO群の12例にPFO関連DCIが発生した(1万人回当たりの発生率:PFOなし0、高リスク8.4、低リスク2.0、P=0.001)。多変量解析で、高リスクPFOには独立してPFO関連DCIのリスク上昇との関連が示された(オッズ比9.34、95%CI 1.95-44.88)。...
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