初回エピソード精神病の約6％にMRI異常所見

初回エピソード精神病（FEP）患者の脳MRI検査での神経放射線学的異常発生率をMRI研究12件（患者計1613例）の系統的レビューおよびメタ解析で検討。主要評価項目は、治療または診断の変更と定義した臨床的に意義のある放射線学的異常が見られる患者の割合とした。 その結果、頭蓋内に放射線学的異常が認められた患者の割合は26.4％（95％CI 16.3-37.9、評価必要数4）、臨床的意義のある異常では5.9％（同3.2-9.0、18）だった。研究の異質性は高かった（I2＝95％、73％）。最も頻度の高い臨床的意義のある所見は白質異常（発生率0.9％、95％CI 0-2.8）、次いで嚢胞（同0.5％、0-1.4）だった。...