コロナ2価ワクチンの4回目接種、有害事象リスク増加せず

デンマークで新型コロナウイルス感染症（COVID-19）オミクロン適応2価mRNAブースターワクチンの4回目接種と、有害事象27種類のリスクとの関連性を全国規模のコホート研究で検討した。試験期間中（2021年1月1日から2022年12月10日）にCOVID-19ワクチンを3回接種した50歳以上成人222万5567例を対象とした。 174万417例（平均67.8歳）が4回目接種として2価mRNAワクチンを受けた。2価mRNAワクチン接種の4回目接種は、接種後28日間以内の有害転帰27種類のいずれについても統計学的に有意な医療機関受診率の増加とは関連しなかった。また、年齢、性別、ワクチンの種類、他の解析アプローチを用いた場合でも有意差はなかった。心筋炎シグナル（女性で統計学的に有意）が事後解析で検出されたが、少数症例に基づくまれなものだった。脳血管梗塞リスクは認められなかった。...