急性虚血性脳卒中へのtenecteplase、2次解析でもアルテプラーゼと同等

脳主幹動脈閉塞（LVO）による急性虚血性脳卒中患者520例（18歳以上、発症後4.5時間以内）を対象に、アルテプラーゼとの比較により、tenecteplaseを使用した静注血栓溶解療法の有効性と安全性を無作為化比較試験ACT（Intravenous Tenecteplase Compared With Alteplase for Acute Ischaemic Stroke in Canada）の事前指定2次解析で検討。主要評価項目は、90日時点で修正ランキンスケール（mRS）スコア0-1点となった患者の割合とした。 その結果、mRSスコア0-1点を達成したのは、tenecteplase群32.7％、アルテプラーゼ群29.6％だった。tenecteplase群とアルテプラーゼ群で、mRSスコア0-2点となった患者の割合（49.0％ vs. 51.0％）、症候性脳出血発生率（6.1％ vs. 4.3％）、および死亡率（19.9％ vs. 18.1％）は同程度だった。...