Zilebesiran単回投与で高血圧治療効果が24週間持続

長時間作用型RNA干渉治療薬Zilebesiranによる高血圧の治療効果をプラセボ対照試験で検討した。高血圧患者107例をZilebesiran（10、25、50、100、200、400、800mg）用量漸増単回皮下投与群、またはプラセボ群のいずれかに2：1の割合で無作為に割り付けて投与し、24週間追跡した。 その結果、Zilebesiran群で血清アンジオテンシノーゲン値の低下を認め（8週目のr＝-0.56、95％CI －0.69-－0.39）、投与量との相関性がみられた。Zilebesiran単回投与（200mg以上）では、8週目までに収縮期血圧（10mmHg超）と拡張期血圧（5mmHg超）の低下を認め、こうした変化は日内変動内で一貫しており、24週時点でも持続していた。5例に軽度で一過性の注射部位反応がみられた。低血圧、高カリウム血症、腎機能悪化による医療介入の報告はなかった。...