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病的近視の眼の変形、眼全体に影響

2023年9月11日  JAMA Ophthalmology

萎縮型黄斑変性グレードC以上の病的近視患者180例180眼(平均年齢55.14歳、女性70.6%、平均軸長30.22mm)を対象に、3次元MRIで評価した眼の変形状況を横断研究で検討した。 その結果、赤道横断面の形状は洋梨形(36.7%)が最も多く、次いで円形(25.0%)だった。鼻下側の後眼部の形状は電球形(52.2%)が最も多く、次いで多重の歪曲形(24.7%)だった。赤道の真円度は赤道の形状と(r=-0.469、95%CI -0.584--0.346、P<0.001)、眼の真球度は後眼部の形状と相関を示した(r=-0.533、-0.627--0.427、P<0.001)。赤道が縦楕円形の眼で、赤道の真円度は眼の真球度と正の線形的相関を示し(R 2=0.246、0.050-0.496、P=0.002)、下方ぶどう腫の有病率が高かった(27.8%、P=0.04)。赤道が横楕円形の眼では角膜曲率測定の軸が最も水平配向で(中央値43.55度、P=0.01)、後眼部の形状が多重な歪曲形である傾向が見られた(21.7%、P=0.04)。...