早産低リスク妊婦、BVスクリーニング＋治療で早産減らず

早産および後期流産歴がなく、早産リスクが低い妊娠20週未満の女性6671例を対象に、細菌性腟症（BV）スクリーニングと治療による早産予防効果および経済的効果を前向き多施設共同無作為化非盲検優越性試験で検討（AuTop試験）。BVスクリーニング＋自己採取腟スワブを用いたポイントオブケア定量的リアルタイムPCR検査に基づく治療を受ける群と検診なしの通常ケア（対照）群に割り付けた。主要評価項目は、妊娠37週未満での早産率および総費用とした。 intention-to-treat解析の結果、早産率はスクリーニング＋治療群3.8％、対照群4.6％（リスク比0.83、95％CI 0.66-1.05、P＝0.12）、総費用の平均はスクリーニング＋治療群で3344.3ユーロ（約3580.5ドル）、対照群で3272.9ユーロ（約3504.1ドル）となり、いずれも有意差は認められなかった。...