1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 心房細動にパルスフィールドアブレーションが非劣性

心房細動にパルスフィールドアブレーションが非劣性

2023年9月12日  New England Journal of Medicine

難治性の発作性心房細動患者を対象に、パルスフィールドアブレーション(PFA)の有効性と安全性を従来の熱アブレーションと比較して無作為化単盲検非劣性試験で検討(ADVENT試験)。有効性の主要評価項目は、規定の事象(初回処置不成功、3カ月のブランキング期間後に記録された心房頻脈性不整脈、抗不整脈薬の使用、心臓除細動、または再アブレーションの複合)の非発生率とし、安全性の主要評価項目は、急性/慢性の機器関連/処置関連の重篤な有害事象などとした。 その結果、有効性の主要評価項目は、1年時点でPFA群の305例中204例(推定確率73.3%)と熱アブレーション群の302例中194例(推定確率71.3%)が満たした(群間差2.0%ポイント、95%信用区間-5.2-9.2、非劣性の事後確率>0.999)。安全性の主要評価項目は、PFA群の6例(推定発生率2.1%)と熱アブレーション群の4例(推定発生率1.5%)に生じた(同0.6%ポイント、-1.5-2.8、非劣性の事後確率>0.999)。...