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米小児に低用量アトロピン、近視進行抑制せず

2023年9月13日  JAMA Ophthalmology

米国で等価球面屈折度数(SER)が-1.00D--6.00Dの5-12歳の近視患者187例(平均年齢10.1歳、女児54%、黒人18%、東アジア系11%、ヒスパニック系またはラテン系16%、多民族系6%、西/南アジア系3%、白人46%)を対象に、0.01%のアトロピン低用量点眼薬(1日1回、24カ月間投与)の近視進行抑制効果を無作為化プラセボ対照試験で検討した。 その結果、24カ月時のSERのベースラインからの調整後平均変化量はアトロピン群-0.82D(95%CI -0.96--0.68)、プラセボ群-0.80D(同-0.98--0.62)で(調整後群間差-0.02D、同-0.19-0.15、P=0.83)、眼軸長の調整後平均変化量はそれぞれ0.44mm(同 0.39-0.50)、0.45mm(同 0.37-0.52)だった(調整後群間差 -0.002mm、同 -0.106-0.102)。30カ月時の調整後平均変化量の調整後群間差はSERで-0.04D(-0.25-0.17)、眼軸長で0.009mm(-0.115-0.134)だった。...