術前のプライマリケア利用、緊急手術後の死亡率低下と関連

米国で緊急一般外科（EGS）手術を受けた66歳以上のメディケア患者10万2384例（平均年齢73.8歳、黒人8.4％、白人91.6％）を対象に、術前1年間でのプライマリケア利用と術後死亡リスクの関連を後ろ向きコホート研究で検討。EGS手術施行前の1年間のプライマリケア医受診率は86.3％だった。 リスク調整後モデルでの混合効果多変量ロジスティク回帰解析の結果、プライマリケア利用歴あり群はなし群に比べて院内死亡オッズが19％低かった（オッズ比0.81、95％CI 0.72-0.92）。プライマリケア利用歴あり群はなし群に比べ術後死亡リスクが低く、死亡オッズ比は30日時で0.73（95％CI 0.67-0.80）、60日時で0.75（同0.69-0.81）、90日時で0.74（同0.69-0.81）、180日時で0.75（同0.70-0.81）だった。...