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心房性頻拍エピソードのみで抗凝固療法、効果は

2023年9月14日  New England Journal of Medicine

脳卒中の危険因子が1つ以上あり、6分以上の心房性頻拍エピソード(AHRE)が検出された65歳以上の患者2536例(平均年齢78歳、女性37.4%)を対象に、エドキサバンによる抗凝固療法の脳心血管イベント予防効果を、イベント主導型二重盲検ダブルダミー無作為化試験で検討。有効性の主要評価項目は心血管死、脳卒中、全身性塞栓症の複合、安全性の評価項目は全死因死亡と大出血の複合とした。 試験は、追跡調査期間中央値21カ月時点で無効中止となった。有効性の主要評価項目に規定したイベントは、エドキサバン群の83例(3.2%/人・年)、プラセボ群の101例(4.0%/人・年)に認められた(ハザード比0.81、95%CI 0.60-1.08、P=0.15)。脳卒中発生率は両群とも約1%/人・年だった。安全性の評価項目に規定したイベントは、それぞれ149例(5.9%/人・年)および114例(4.5%/人・年)に認められた(同1.31、1.02-1.67、P=0.03)。...