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子宮頸管短縮にペッサリー、早産リスク低下せず

2023年9月18日  Journal of the American Medical Association

妊娠16週0日から23週6日の単胎妊娠で経腟超音波検査による子宮頸管長20mm以下の妊婦544例を対象に、子宮頸管ペッサリーの早産および胎児死亡予防効果を米国12施設の多施設共同無作為化非盲検試験で検討(TOPS試験)。子宮頸管ペッサリー留置群と通常ケア群に無作為に割り付け、必要に応じてプロゲステロン腟内投与を両群で実施した。主要評価項目は、37週未満での出産または胎児死亡とした。 その結果、98.9%の妊婦がプロゲステロン腟内投与を受けた。主要評価項目の発生率は、ペッサリー群45.5%、通常ケア群45.6%だった(相対リスク1.00、95%CI 0.83-1.20)。胎児、新生児または乳児の死亡率は、ペッサリー群13.3%、通常ケア群6.8%だった(相対リスク1.94、95%CI 1.13-3.32)。...