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心房細動を伴う末期心不全にカテーテルアブレーション追加で死亡減少

2023年9月18日  New England Journal of Medicine

ドイツで症候性心房細動を伴う末期心不全患者194例を対象に、ガイドライン準拠の薬物療法にカテーテルアブレーションを併用した場合の有効性を単施設非盲検試験で検討した。無作為化終了1年後、データ安全性モニタリング委員会が有効性を確認したため試験は中止された。 対象は、アブレーション+薬物療法群97例中81例(84%)、薬物療法単独群97例中16例(16%)に割り付けられたた。追跡期間中央値18.0カ月後、複合主要転帰(全死因死亡、左室補助人工心臓の植え込み、緊急心臓移植)が発生したのは、アブレーション併用群8例(8%)、薬物療法単独群29例(30%)だった(ハザード比0.24、95%CI 0.11-0.52、P<0.001)。全死因死亡は、アブレーション併用群6例(6%)、薬物療法単独群19例(20%)だった(同0.29、0.12-0.72)。処置に伴う合併症は、アブレーション併用群3例、薬物療法単独群1例に発現した。...