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人種・性別などでCVD予防のスタチン使用格差

2023年9月20日  Annals of Internal Medicine

アテローム動脈硬化性心血管疾患予防のガイドラインに基づいたスタチン療法適応者を対象に、人種、民族、性別によるスタチン使用の格差を横断的研究で検討。2015-2020年のNational Health and Nutrition Examination Survey(NHNES:国民健康栄養調査)のデータを用いて使用率と、医学的適応性を含めた使用格差の原因を評価した。 その結果、一次予防でのスタチン使用率は、非ヒスパニック系白人男性と比較して、非ヒスパニック系黒人男性[調整後使用率比(aPR)0.73、95%CI 0.59-0.88]、非メキシコ系ヒスパニック系女性(同0.74、0.53-0.95)の方が低かった。二次予防では、非ヒスパニック系黒人男性(同0.81、0.64-0.97)、その他/多民族男性(同0.58、0.20-0.97)、メキシコ系アメリカ人女性(同0.36、0.10-0.61)、非メキシコ系ヒスパニック系女性(同0.57、0.33-0.82)、非ヒスパニック系白人女性(同0.69、0.56-0.83)、非ヒスパニック系黒人女性(同0.75、0.57-0.92)の方が低...