nAMDに高用量アフリベルセプト、症状改善に効果か

最高矯正視力（BCVA）スコアが78-24文字の滲出型加齢黄斑変性（nAMD）による中心窩下脈絡膜新生血管の未治療眼106眼を対象に、アフリベルセプト8mg硝子体内投与の有効性および安全性を第II相無作為化試験で検討（CANDELA試験）。3回の毎月投与後、20週時および32週時にも投与を実施した。 その結果、16週時の中心サブフィールドに滲出液（網膜内滲出液および網膜下滲出液）が見られなかった眼の割合はアフリベルセプト8mg群50.9％、2mg群34.0％（差17.0％ポイント、95％CI －1.6-35.5％、P＝0.08）、44週時ではそれぞれ39.6％、28.3％だった（同11.3％ポイント、－6.6-29.2、名目上のP＝0.22）。44週時の中心窩網膜厚の平均変化量は8mg群－159.4μm、2mg群－137.2μm（最小二乗平均差－9.5、－51.4-32.4、名目上のP＝0.65）、BCVAスコアは＋7.9文字、＋5.1文字だった（同＋2.8文字、－1.4-＋7.0、名目上のP＝0.20）。安全性プロファイルに群間差は見られなかった。...