性別適合乳房切除術の意思決定、後悔度低く満足度高い

米国の3次医療機関で性別適合乳房切除術を受けた患者を対象に、手術施行の意思決定に対する術後の後悔度と満足度を妥当性検証済みの尺度を用いた横断調査研究で評価。適格患者235例のうち139例から回答を得た（回答率59.1％）。術後の経過観察期間中央値は回答者3.6年、非回答者4.6年だった（P＝0.002）。 その結果、Satisfaction With Decision Scaleスコア（5段階評価、スコアが高いほど満足度が高い）の中央値は5.0（四分位範囲5.0-5.0）、Decision Regret Scaleスコア（スコアが低いほど後悔度が低い）の中央値は100点満点中0.0（四分位範囲0.0-0.0）点だった。これらの回答にばらつきがみられなかったため、意思決定に対する満足度の低さや後悔度の高さに関連する特徴を探る単変量回帰分析は実施できなかった。...