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在胎34週未満のステロイド曝露による正期産への影響、メタ解析

2023年9月26日  British Medical Journal

出生前のコルチコステロイドへの早期曝露(34週未満)の影響を系統的レビューとメタ解析で検討。2000年1月1日から2023年2月1日までのデータベース検索を実施し、無作為化比較試験7件と一般集団を対象としたコホート研究10件(新生児計160万例)を組み入れた。主要評価項目は、出生前にコルチコステロイドへの早期曝露があったが正期産(37週以上)で出生した児の割合とした。 無作為化比較試験とコホート研究で、早期曝露があった児の約40%が正期産で出生した(確実性:低いまたは非常に低い)。コホート研究のデータから、正期産児では早期曝露があった場合に、曝露がなかった場合よりも新生児集中治療室への入院リスクが高く(▽調整オッズ比1.49、95%CI 1.19-1.86、1件、5330例、確実性:非常に低い、▽未調整相対リスク1.69、同1.51-1.89、3件、117万6022例、I2=58%、τ2=0.01、確実性:低い)、頭囲が小さく(未調整平均差-0.21、同 -0.29--0.13、1件、18万3325例、確実性:低い)、なんらかの長期的にみた神経発達障害または行動障害がみられた(正期産で...