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SRSEの長期治療後、死亡率安定・障害リスク上昇

2023年9月27日  JAMA Neurology

超難治性てんかん重積状態(SRSE)の患者を対象に、その臨床的特徴と治療アプローチを系統的レビューとメタ解析で検討。非無酸素性のSRSEに関する報告をすべて対象として検討し、SRSEの治療成功、院内死亡、退院時の障害を評価した。 その結果、非無酸素性SRSE患者1200例分の報告を同定した(メタ解析に利用可能な個別患者は266例)。患者の平均SRSE持続期間は36.3日、平均年齢は40.8歳、男女比は同等だった。病因は急性脳イベントが41.6%、病因不明が22.3%で、アルコール、薬物、腫瘍などはまれだった。退院時に障害がないか軽微だった患者の割合は26.8%だった(なし8.4%、重大でなく軽微な障害18.4%)。院内死亡率は24.1%だった。死亡率は長期治療(28日超)の後に安定したが、中等度ないし重度の障害の割合が上昇した。ケタミン、フェノバルビタール、その他のバルビツール酸系薬剤、迷走神経刺激装置、ケトン産生食による治療に転帰との関連はみられなかった。...