1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 低所得国ではCVD2次予防のアスピリン使用率低い

低所得国ではCVD2次予防のアスピリン使用率低い

2023年9月30日  Journal of the American Medical Association

低・中・高所得国51ヵ国での心血管疾患(CVD) 2次予防のためのアスピリン使用の現状を2013-20年に実施された全国的な健康調査を統合した横断的解析で検討。自己申告によるCVD既往歴とアスピリン使用に関するデータが含まれた調査の40-69歳の成人を対象に、自己報告によるCVD 2次予防のためのアスピリン使用を評価した。 全体で12万4505例が対象となり、年齢中央値は52歳で、50.5%が女性だった。1万589例が自己申告でCVDの既往ありだった(8.1%、95%CI 7.6-8.6%)。CVDの既往がある対象者では、2次予防のためのアスピリン使用率は40.3%(95%CI 37.6-43.0%)だった。所得グループ別に見ると、低所得国では16.6%(同 12.4-21.9%)、低中所得国では24.5%(同 20.8-28.6%)、高中所得国では51.1%(同 48.2-54.0%)、高所得国では65.0%(同 59.1-70.4%)だった。...