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難治性多発性骨髄腫にmezigdomideとデキサメタゾン併用の効果

2023年10月2日  New England Journal of Medicine

再発・難治性多発性骨髄腫に対して、新規のセレブロンE3ユビキチンリガーゼモジュレーターmezigdomideとデキサメタゾンの併用療法の安全性と薬物動態、用量とスケジュールを第I-II相試験で検討。 第I相(用量漸増コホート、77例)では、第II相でのmezigdomideの推奨用量(1.0mg)とデキサメタゾンとの併用療法のスケジュール(28日サイクル、1日1回21日間投与、7日間休薬)を決定した。第II相(用量拡大コホート、101例)では、全例が3クラスの薬剤に抵抗性の難治性多発性骨髄腫で、30例(30%)に抗B細胞成熟抗原(抗BCMA)による治療歴があり、40例(40%)が形質細胞腫を有していた。全奏効率(部分奏効以上)は患者の41%で、奏効期間中央値は7.6カ月(データはmatureでない)、無増悪生存期間中央値は4.4カ月、追跡期間中央値は7.5カ月だった。有害事象は好中球減少症(患者の77%)と感染(同65%、グレード3:29%、グレード4:6%)が高頻度に発現した。...