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小児のコロナ、入院児の重症度は年齢によって異なる

2023年10月4日  JAMA Pediatrics

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性で入院した小児(18歳未満)を対象に、懸念される変異株(VOC)が児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症度の違いに及ぼす影響を検討。変異株の流行期別に3つの期間(1期:祖先株、2期:オミクロン以前のVOC、3期:オミクロン株)に9カ国のデータを収集した。疾患の重症度は、集中治療室(ICU)入院、人工呼吸器補助の必要性、酸素療法で評価した。 入院患児3万1785例の年齢中央値は4歳で、男児が52.3%だった。5歳未満では、SARS-CoV-2流行期全体でICU入院は減少したが[3期 vs. 1期:リスク比0.56、95%CI 0.42-0.75(生後6カ月未満)、同0.61、0.47-0.79(生後6カ月以上5歳未満)]、人工呼吸器補助や酸素療法は減少しなかった。一方、5歳以上18歳未満では、ICU入院(3期 vs. 1期:リスク比0.39、95%CI 0.32-0.48)、人工呼吸器補助(3期 vs. 1期:同0.37、95%CI 0.27-0.51)、酸素療法(3期 vs. 1期:同0.47、95%CI 0.32-0.70...