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コロナ感染後の超過死亡、180日目まで高い

2023年10月6日  JAMA Internal Medicine

米国で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に初感染した退役軍人20万8061例(平均60.5歳)を対象に、感染後の急性死亡率とその後2年間の死亡率を後ろ向きコホート研究で別々に評価した。2020年3月から2021年4月の医療データを基に、比較対照者103万7423例(マッチング時にSARS-CoV-2に非感染)最大5例とマッチングさせた。主要解析では対照者は感染確認時点で打ち切りとし、二次解析では打ち切りは行わなかった。データ解析は2021年4月から2023年6月で実施した。 その結果、SARS-CoV-2感染退役軍人の初感染後2年間の未補正死亡率は8.7%、非感染対照群では4.1%で、対照者がその後に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症した場合は打ち切りとし、補正後ハザード比(aHR)は2.01(95%CI 1.98-2.04)だった。超過死亡リスクにはばらつきがみられ、SARS-CoV-2感染後0-90日がもっとも高く(aHR 6.36、95%CI 6.20-6.51)、91-180日目も高かった(同1.18、1.12-1.23)。COVID-19生存患者では、...