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夜型生活は糖尿病リスクが72%高い

2023年10月12日  Annals of Internal Medicine

米国の女性看護師(6万3676例)を対象に、自己申告によるクロノタイプ(概日リズムの型)と糖尿病リスクとの関連性を前向きコホート研究で検討した。2009年時点で、がん、心血管疾患、糖尿病の既往がない45-62歳の看護師に、朝型・夜型質問表を用いて自己申告によるクロノタイプ、生活行動項目(食事の質、身体活動、アルコール摂取量、BMI、喫煙、睡眠時間)を調査し、糖尿病発症は自己申告とした。2017年まで前向きに追跡した。 その結果、「明らかに夜型」と報告した参加者は、「明らかに朝型」と報告した参加者よりも不健康な生活習慣となる可能性が54%(95%CI 49-59%)高かった。追跡期間46万9120人年中に糖尿病が1925例発生した。社会人口統計学的因子、交替性勤務、糖尿病の家族歴を補正すると、糖尿病の補正ハザード比は、「明らかに朝型」と比較して、「中間型」が1.21(CI 1.09-1.35)、「明らかに夜型」が1.72(同1.50-1.98)だったが、BMI、身体活動、食事の質も補正すると、「明らかに夜型」と「明らかに朝型」との関連性は、それぞれ1.31(同1.13-1.50)、1.5...