4日以上の治療ではミッドラインカテーテル使用を優先か

4日以上の治療が必要な1-18歳の小児患者127例（年齢中央値7歳、男児56％）を対象に、ミッドラインカテーテル（MC）を用いた治療を実用的無作為化優越性試験で末梢静脈カテーテル（PIVC）と比較。主要評価項目は全原因によるデバイス失敗とし、カテーテルの早期使用中止と定義した。 その結果、デバイス失敗率は、MC群（16.1％）の方がPIVC群（46.2％）よりも低かった（オッズ比0.22、95％CI 0.10-0.52、P＜0.001）。さらにMC群の方が、挿入試行回数が少なく（平均差－0.3、同－0.5-0、P＝0.04）、留置期間が長く（MD群：66.9時間、同36.2-97.5、P＜0.001）、治療完了のためさらに血管アクセスデバイスが必要となった患者数が少なかった（MC群：4例、PIVC群：19例、オッズ比0.17、同0.05-0.52、P＝0.002）。また、MC群の方が患者（スケール10：9.0 vs. 7.1、P＝0.002）および保護者（9.1 vs. 8.2、P＝0.02）の満足度が高く、医療費が低かった［1人当たり約1万5000円（－151.67豪ドル/－101....