症候性AFにカテーテルアブレーションで精神的苦痛も改善

症候性心房細動（AF）患者100例（平均年齢59歳、女性32％、発作性AF 54％）を対象に、カテーテルアブレーションがメンタルヘルスに及ぼす影響を無作為化試験で検討（REMEDIAL試験）。精神的苦痛を測定するHospital Anxiety and Depression Scale（HADS）スコアを薬物治療単独群と比較した。主要評価項目は、12カ月時点のHADSスコアとした。 その結果、HADS総合スコアは、アブレーション群の方が薬物治療群よりも低かった（6カ月：8.2 vs. 11.9、P＝0.006、12カ月：7.6 vs. 11.8、群間差－4.17、95％CI －7.04-－1.31、P＝0.005）。重症者（HADSスコア＞15）発生率（6カ月：14.2％ vs 34％、P＝0.02、12カ月：10.2％ vs 31.9％、P＝0.01）、HADS不安スコア（6カ月：4.7 vs 6.4、P＝0.02、12カ月：4.5 vs. 6.6、P＝0.02）、HADS抑うつスコア（3カ月：3.7 vs. 5.2、P＝0.047、6カ月：3.4 vs. 5.5、P＝0.004、1...