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コントロール不良高血圧にlorundrostatが有望か

2023年10月19日  Journal of the American Medical Association

2種類以上の降圧薬を服用しているコントロール不良の高血圧の成人を対象に、アルドステロン合成酵素阻害薬lorundrostatの安全性と有効性を無作為化用量設定比較試験で検討(Target-HTN試験)。血漿レニン活性(PRA)1.0ng/mL/h以下かつ血漿アルドステロン1.0ng/dL以上のコホート(163例)とPRA 1.0ng/mL/h超のコホート(37例)で、ベースラインから8週目までの診察室収縮期血圧(SBP)の変化量を評価した。 低PRAコホートの診察室SBPの変化量はlorundrostat 1日1回投与の 100mg群、50mg群、12.5mg群、プラセボ群で、それぞれ-14.1mmHg、-13.2mmHg、-6.9mmHg、-4.1mmHgだった。lorundrostat 25mgと12.5mgを1日2回投与した場合のSBP低下は、それぞれ-10.1mmHgと-13.8mmHgだった。プラセボと治療とのSBPの最小二乗平均差は、50mg 1日1回投与が-9.6mmHg(90%CI -15.8--3.4mmHg、P=0.01)、100mg 1日1回投与が-7.8mmHg...