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コロナ外来治療22種類の有益性と有害性

2023年10月20日  Annals of Internal Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する外来治療22種類の有益性と有害性をLiving Rapid Evidenceレビューで評価した。2021年11月26日から2023年3月2日までのEpistemonikos COVID-19 L・OVEプラットフォーム、iSearch COVID-19ポートフォリオ、WHO COVID-19データベースを検索し、無作為化比較試験2件と後ろ向きコホート研究6件を対象に、バイアスリスクとエビデンスの確実性(COE)を評価した。 その結果、ニルマトレルビル-リトナビル投与では、COVID-19による入院の減少(0.7% vs. 1.2%、COE:中)、全死因死亡の減少(0.1%未満 vs. 0.2%、COE:中)が得られた。モルヌピラビル投与は、回復率が高く(31.8% vs. 22.6%、COE:中)を示し、回復までの期間(中央値9日 vs. 15日、COE:中)も短縮したが、全死亡率(0.02% vs. 0.04%、COE:中)と重篤な有害事象の発現率(0.4% vs. 0.3%、COE:中)には影響がなかった。イベルメクチンを投与...