米国の医療従事者、職種により自殺リスクに差

米国の医療従事者の自殺リスクを、2008 年のAmerican Community Survey（184万2000例）データとNational Death Indexの記録を組み合わせるコホート研究で推定。医療従事者の6つの職種群（医師、登録看護師、その他の医療専門職、医療技術職、医療支援職、医療ソーシャルワーカー）と非医療従事者の自殺率を年齢および性別などで標準化して推定した。 その結果、10万人当たりの年間標準化自殺率（中央値44歳、女性：医師32.4％-登録看護師91.1％）は、医療支援職が21.4、登録看護師が16.0、医療技術職が15.6、医師が13.1、医療ソーシャルワーカーが10.1、その他の医療専門職が7.6、非医療従事者が12.6だった。非医療従事者との比較で、自殺の調整後ハザードは、医療従事者全体が1.32（95％CI 1.13-1.54）、医療支援職が1.81（同1.35-2.42）、登録看護師が1.64（同1.21-2.23）、医療技術職が1.39（同1.02-1.89）で高かったが、医師が1.11（同0.71-1.72）、医療ソーシャルワーカーが1.14（同0...