移民女性の乳がん検診、母語で案内も受診率変わらず

ノルウェーで、移民女性を対象に、母語での乳がん検診の案内が検診受診に及ぼす影響を無作為化比較試験で検討。一般集団を対象とした乳がん検診プログラム（BreastScreen Norway）で、50-69歳の女性に2年に1度マンモグラフィ検診の受診案内を送った。試験群には母語とノルウェー語、対照群にはノルウェー語のみで案内を送り、検診受診率を評価した。 試験期間（2021年4月-2022年6月）に、母語がアラビア語、英語、ポーランド語、ソマリ語、ウルドゥー語の女性1万1347例に受診案内を送った。全体の受診率は、試験群が46.5％、対照群が47.4％だった。案内言語、案内時の年齢、移民年数で層別化後、受診率に統計学的な差は認められなかった。...