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青年期後期の高血圧は将来の心血管イベントと関連あり

2023年10月24日  Annals of Internal Medicine

青年期後期の男性(平均年齢18.3歳)136万6519例を対象に、青年期での血圧とその後の心血管イベントとの関連をコホート研究で検討。高血圧分類は、米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)ガイドライン2017に基づいた。主要評価項目は心血管死と、心筋梗塞、心不全、虚血性脳卒中、または脳内出血による初回入院の複合とした。 その結果、追跡調査期間中央値35.9年時点で、7万9644例に主要評価項目のイベントが発生した。調整後ハザード比は、上昇血圧群が1.10(95%CI 1.07-1.13)、ステージ1(孤立性)収縮期高血圧(ISH)群が1.15(同1.11-1.18)、ステージ1(孤立性)拡張期高血圧(IDH)群が1.23(同1.18-1.28)、ステージ1収縮期・拡張期高血圧(SDH)群が1.32(同1.27-1.37)、ステージ2 ISH群が1.31(同1.28-1.35)、ステージ2 IDH群が1.55(同1.42-1.69)、ステージ2 SDH群が1.71(同1.58-1.84)だった。心血管イベントの累積リスクもステージによって徐々に上昇し、68歳では正常血圧群で14....