プライマリケア医のフォローアップでEGS症状の再入院減

救急科で緊急一般外科手術（EGS）適応疾患と診断されて入院し手術または非外科治療を受けた66歳以上のMedicare受給者34万5360例（平均年齢74.4±12.0歳、女性54.4％）を対象に、退院後30日以内のプライマリケア医（PCP）による経過観察と退院後30日以内の再入院率との関連をコホート研究で検討。Centers for Medicare & Medicaid Servicesのデータを用い、リスクを調整した傾向スコア逆確率重み付け回帰モデルで解析を行った。 その結果、経過観察のためPCPを受診した患者の割合は45.4％、退院後30日以内に再入院した患者の割合は17.5％だった。PCPの経過観察を受けた患者では、受けなかった患者と比べて再入院のオッズが67％低かった（調整後オッズ比0.33、95％CI 0.31-0.36）。入院中の治療で層別化すると、手術群ではPCPの経過観察を受けた患者で再入院のオッズが79％低く（同0.21、0.18-0.25）、非外科治療群でも同様の関連が認められた（同0.36、0.34-0.39）。...